2020-01-01から1年間の記事一覧

Dockerはどのようにリソース制限しているか

Dockerを利用してコンテナを動かすと、様々なリソースをLinuxのnamespaceを利用してプロセスを独立させている。 コンテナを立ち上げる際にDockerではリソース使用量の制限を行うことができるようになっている。 例えばdocker run実行時に--memory=256mbを指…

【書籍】SRE サイトリライアビリティエンジニアリング

書籍 SRE サイトリライアビリティエンジニアリングを読んだ。 www.oreilly.com 書籍の内容 Googleの「SRE」という組織がどのような役割を果たしているのかや、従来のシステム管理者との違いについて書かれた書籍だった。 今でこそ様々な場面で耳にするSREと…

cgroupv2について理解する

前回はcgroupv1の仕組みついては書いたが、今回はLinuxカーネル4.5以降で道入されているcgroup v2について触れる。 blog.ty-tbs.com cgroupはLinuxリソースを制限したり管理するための機能であり、cgroupfsというファイルシステムを経由して操作管理すること…

cgroupについて理解する

cgroupはカーネルが提供するリソースコントロールのための仕組みである。プロセスをグループ化してCPUやメモリの使用量を制限や記録することができる。 この仕組はコンテナなどの仮想化技術のリソースマネジメントにも利用されていて大きな役割を担っている…

cgroup namespaceの役割と動き

Linuxに実装されているnamepsaceはいくつかあるがその中でも比較的新しく、近年の仮想化需要に対応したものがControl group(cgroup) Namespaceである。 cgroup namespaceはカーネル4.6から導入されている。 cgroup namepsaceを分割する意味 コンテナによる仮…